築120年古民家リフォーム⑬
見えない所にも、大工の工夫が


各母屋をレベル測定器で測定した後、垂木掛けに
ビスを打ち付けて、しっかりと留めていきます。
経年により、元の母屋は高さこそズレてしまっていますが
室内側は、まだしっかりしていました。

上から杉の野地板を張っていきます。
この野地板は、反りが出にくいように
木裏を上に向けて張っています。
一見地味なことのようですが、腕の良い大工は必ず
様々な工夫をして、長持ちする建物を作っています。
屋根の面積が広いので、少しずつ少しずつ
慌てず丁寧に仕事をしていきます。