ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換工事①
みなさま、お正月はいかが過ごしでしたか?
私は、お陰様で存分にのんびりと過ごさせていただきました。
新しい年を迎え、今年は屋根リフォームから始動いたしますが
その前に、年末駆け込みで工事しました「ガスコンロからIHクッキングヒーターへの
交換工事」の様子をお伝えしていきます。
吉田工務所は、本年も精いっぱいの良い仕事を皆様に提供できるよう
日々精進して参る所存ですので、何卒変わらぬご愛顧を賜ります様
よろしくお願い申し上げます。
ガスの火を点けっぱなしでヒヤッと体験!ありませんか?
近年、床の張替えリフォームと並んで多くご要望をいただいている工事が、ガスコンロから
IHクッキングヒーターへの交換工事です。
年を重ねていきますと、困ったことに物忘れも多くなってきますよね。
例えば、ガスコンロにお鍋をかけてトロ火調理していたけれど、違う用事をしている間に
すっかり忘れてしまい、焦げ臭いにおいが部屋に充満して気が付いた!などという
火災一歩手前のヒヤッとした体験はありませんか?
火の消し忘れによる火災が気になる方には、火災の心配のいらないIHクッキングヒーターへの
交換をお勧めしております。
最近では、ご高齢のご両親のためにとの工事依頼も増えてきています。
IHクッキングヒーターの特徴って?
IHクッキングヒーターは、磁力線の働きにより鍋底自体を加熱する仕組みになっています。
火が出ないために安全性も高いと考えられます。
さらに、安定した加熱管理制御が容易に行えるため、素材を均一に加熱する料理や
スープなどの液体の加熱に適しています。
調理後にはプレートを拭くだけで手入れが可能なので、掃除が楽な点が利用者に喜ばれています。
このような特徴のため、IHクッキングヒーターの使用に際してはいくつかの制限もあります。
まず、磁力線が鍋底を直接加熱するため、使用できる鍋やフライパンの素材は鉄やステンレス製など
IH対応素材でなければならず、大きさも電磁調理器のサイズに合う12~26センチ程度で
形状も底が平らである必要があります。つまり、中華鍋のような形状のものは使用ができません。
また、素材を均一に加熱できる反面、表面だけを焼く、炙るということができないので
直火を使用する料理には不向きと言えます。
また、炒め物などの強い火力で一気に仕上げるような高温調理も不得手とされています。
火を使わないので安全という特徴がありますが、調理後は天板が熱くなりますので
そのまま触ってしまうと、火傷の危険があります。
加えて、火傷するほど熱いのかどうか見た目からは分からないという短所もあります。
IHクッキングヒーターとガスコンロのメリット・デメリット
そこで、簡単に双方のメリット・デメリットを調べてみました。
IHクッキングヒーター | ガスコンロ | |
メリット | ◆火を使わないので、消し忘れによる火災事故がなく安全 ◆フラット構造なので、掃除がし易く手入れが楽 ◆部屋が暑くならないので、夏場の調理も快適 | ◆停電の影響を受けない ◆鍋やフライパンの種類を選ばない ◆鍋全体を温めるので、炒め物に向いている ◆「炙り」調理ができる |
デメリット | ■鍋やフライパンは、IH対応のものしか選べない(中華鍋、土鍋は使えない) ■火は出ないが、ヒーターの上に手を置いてしまい 火傷をする可能性がある ■表面だけを焼く炙るということができないので、直火を必要とする ■料理には不向き ■停電が起こったら使用できない | ■ガスの消し忘れ等による火災の可能性がある ■IHクッキングヒーターに比べると、掃除がしにくい ■キッチンが熱くなるので、夏場の調理は暑さが増す |
IHクッキングヒーターとガスコンロ、どちらがローコスト?
次に、コスト面からIHクッキングヒーターとガスコンロを比較してみましょう。
まず、導入コストに関しては、もちろん選ぶ機種によってコストはかなり異なってきますが
ガスコンロの方が割安でしょう。
ランニングコスト面からみると、IHクッキングヒーターにする場合は、オール電化になる
可能性が高く、家庭のエネルギーをすべて電気でまかなうことになりまから、電気料金が
アンペア契約の場合は、アンペア(A)を上げる必要があります。
基本料金はあがりますがガスを解約しますので、ガスの基本料金はなくなります。
契約している電気料金メニューによっても1kWh(キロワットアワー)の電気料金は異なります。
オール電化住宅用の電気料金メニューを契約している場合は、電気を使用する時間帯によって
電気料金が異なります。
電気代の高い時間帯に調理することが多い場合は、IHクッキングヒーターで調理することで
電気代があがることも考えられます。
一方、ガスコンロの場合も同様で、割高のプロパンガス供給地区であり、頻繁に調理をする
場合などは、ガスコンロにかかるガス代は無視できないと言えます。
一概にどちらがランニングコストがかかるのかは比較が難しいところですね。
ランニングコストに関しては、どちらかの優位性がずば抜けて高いということはなく
決定的な差はないといえるようです。
IHクッキングヒーターとガスコンロ、結局どっちがイイの?
IHへの交換のご相談で私が申し上げておりますのは、日常生活において安心安全に調理をしたい!
ということが一番のお望みであれば、IHクッキングヒーターをご選択くださいということです。
また、どうしても悩ましく思われている方は、現在IHをお使いになっている方に実際に使用して
みてどうか?お話をお聞きになってみるのも、良いかもしれませんね。
IHクッキングヒーターにガスコンロ。
双方ともにメリットデメリットはあります。
最終的にはそれぞれの生活スタイル、家族の構成メンバーやご希望など
各世帯のご事情にもよって決まってくると思いますので、交換工事でお悩みでしたら
吉田工務所までご連絡ください。
お客様のご要望に沿った工事をご提案させていただきます。